プロジェクト紹介
PROJECT
兵庫県地域創生ユースチーム事務局事業
期間:2017.10〜2019.03
概要
「兵庫県地域創生ユースチーム」とは、兵庫県内の大学に通う学生と、若手の兵庫県職員・市町職員がグループを作り、兵庫の地域創生事業を若者の視点で企画・実践し、その取り組みを兵庫の魅力として発信するチームです。
県内大学教員のアドバイザーメンバーによる企画立案のサポートと合わせ、シミンズシーズでは各グループのグループ活動のサポートや企画づくりのワークショップ運営などの事務局を担いました。
背景
若者の県外流出に対し、大学生などの県内就職・第二新卒などのUJIターン促進が求められています。若者の目線で兵庫ならではの魅力を発信するため、対話の促進や実践のサポート、アドバイザーとなる大人のコーディネートなどを務めました。
実施概要
ユースチームは6つのグループで構成され、グループ単位での活動を中心に企画立案・実践を行いました。全体で集まる「全体会・セミナー」で企画案を固め、グループ活動で実践、「報告会」でアドバイザーから助言を受けつつ企画内容を充実させました。
活動の特徴は以下の3つです。
①メンバーの関心を元に編成された、学生と行政職員の混成グループ。学生の新鮮な視点を活かしつつ、行政職員のネットワークも活用しながら活動しました。
②企画立案・提案だけで終わるのではなく、課題に対する企画を実践。地域創生や情報発信の効果検証を行いました。
③現地調査やマーケティング手法、アイデアの作り方や情報発信など、実践者や大学教員であるアドバイザーからサポートを受けて活動を進めました。
ワークショップでの企画立案、アドバイザーからのサポートを経て、以下のようなグループ活動が実践されました。
・外国人留学生と日本人大学生で北播磨の新しい魅力を発見し、発信するバスツアー
・地域資源(人・特産・観光等)を活用した取組紹介や地域課題・今後の活動の方向性を記載したカルテを制作
・地域活動の継承に向けた役員の確保・イベント工夫の企画提案
・兵庫県の魅力を伝えるトランプを作り、兵庫県を知る・訪れる「きっかけ」の創出
・若者を対象にした日本酒試飲イベントの開催
・若い観光客の誘客に資する観光資源の再発見と観光ルートの提案
参加者の声
(学生)
「地域活性化のために“ここならではの魅力”を求めがちだが、本当にここだけの魅力なのかと考え、模索できたことは大きな収穫だった。地域に多様に関わっていくことこそが魅力的なのかもしれない」
「地域創生の難しさを痛感する一方で、これまで気付かなかった兵庫県の魅力を発見し地域の良さを知る喜びを実感しました。今回の活動だけに留まらず今後も兵庫県の地域創生について考えたいと思います」
(行政職員メンバー)
「大学生が前のめりで取り組み、積極的な意見を交わしていたことが印象的でした」
「チームの皆と自由にアイデアを出し合い、企画を練り上げていくのはとても楽しかったです。大活躍してくれた大学生たちの今後に期待しています!また私も彼らに負けないように兵庫を面白くしていけたらと思います」