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東播磨生活創造センター「かこむ」運営事業

期間:2009年4月~現在進行中
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概要

兵庫県立東播磨生活創造センター「かこむ」は、東播磨の豊かな生活を創造するための主体的な活動をバックアップする拠点施設です。2009年よりシミンズシーズが指定管理者として運営しています。

沿革と実績

「かこむ」は、2008年4月に兵庫県加古川総合庁舎1・2階部分に創設されました。2009年度にシミンズシーズが指定管理者として選ばれて以来、東播磨のみなさんとともに活動を深化させています。

より多くの市民の方々に来ていただき、顔見知りになることに徹した指定管理第1期(2009-2011年)のコンセプト「きっかけはかこむから」を皮切りに、2期目は「つながる施設かこむ」、3期目は「つながりから発展する」、4期目は「東はりま暮らしを楽しむ拠点」、そして2022年からの5期目は「新しい自分と出会える施設」と、時流や状況に応じてコンセプトを変化させながら、東播磨のみなさんとともに豊かなくらしを模索し創造する拠点を目指して運営しています。

指定管理者になるまえの「かこむ」は、年間来場者数92,848人、有料施設の利用率27.10%でしたが、シミンズシーズが指定管理者となって以降の年間来場者数は毎年20万人以上、有料施設の利用率は70%前後で推移しています。(コロナ禍の影響を受けた2019年度以降を除く)なお、2020年度利用者の満足度は97.3%です。

実施概要

大切にしていること

東播磨地域のみなさんの生活を豊かにする活動拠点として、「何をするか」だけではなく「どのように参画してもらうか」を重視しています。

・「使う」から「つながる」
・「自分のたのしみ」から「貢献するたのしみ」
・「かこむがする」から「みんなでする」

の変化を大切にしています。

コーディネーターでありファシリテーターである「かこむ」のスタッフは、「かこむ」での業務を通して「自分自身が楽しい」→「人に与える楽しさを見出す」→「生活創造の高まりに繋がる」→「多くの人に広がり協働に繋がる」…というステップを意識しながら、一人ひとりの心の変化や地域活動の発展を後押ししています。

つながりを広げる・深める「かこむ」の特長

「かこむ」は公共施設ではありますが、一人ひとりに「自分の大切な場所」と感じてもらいたいと考えています。

そのために、いただいた声にスタッフが対応して実現していくのではなくて、声を挙げた本人のアクションを促す「自律のための機会や人とのつなぎ役、サポート役」に徹しています。「かかわりしろ」や「自分でやる楽しみ」を用意することで、人々のつながりが広がり、深まっていくような運営を心がけています。

・運営パートナー制度

「かこむ」では、ボランティアの方々のことを”一緒に作る”という意を込めて「運営パートナー」と呼び、様々な形で市民参画を促しています。

例えば、敷地内プランターの花の植え替え作業は園芸好きのパートナーの方々が、図書コーナーの管理運営は本好きのパートナーの方々が行っています。

また、ボランティアの方々に施設のアイデアや改善策を検討し、運営についてともに考え、実現に向けて取り組んでいただくこともあります。

専門業者に依頼するのではなく、このような「かかわりしろ」を意識して残すことで、パートナー同士が交流する機会となり、自然とコミュニティが生まれています。