プロジェクト紹介
PROJECT
ボランティア運営団体における方針策定支援
期間:2020年4月~2023年3月
性暴力被害者支援センター・ひょうごHP:https://1kobe.jimdofree.com/
概要
NPO法人「性暴力被害者支援センター・ひょうご」の組織基盤強化に向け、情報収集・業務フロー整理・可視化、ビジョン策定などの伴走支援を行いました。
背景
2003年に設立された「性暴力被害者支援センター・ひょうご」は、兵庫県内の性暴力被害者の支援や性暴力断絶のための教育活動を行う団体です。産婦人科医、支援員などによってボランタリーに運営されています。
それぞれ得意分野の異なるメンバーが互いの意見を尊重しながら運営していましたが、情報発信、組織運営などさまざまな課題を感じておられたため、組織基盤強化の伴走支援をご依頼いただきました。
実施概要
ボランティアのみで運営される組織では、メンバーによりコミット度合いや仕事のスタイルが異なります。メンバーが一同に会し目線を合わせる機会が少ないことから、活動で使う言葉の定義が人によって異なることもしばしばあります。
また、それぞれにしかできない役割を尊重しフラットな関係を築けている組織でも、意見は出しやすいものの結論が出にくいということも多いものです。
「性暴力被害者支援センター・ひょうご」のお話を伺う中で、今後の方向性やビジョン策定の必要性が見えてきたのですが、その判断材料が不足していたため、団体内外の客観的なデータ収集や用語の定義、業務フローの整理などの伴走支援を行いました。
用語の定義や客観的な判断材料が揃ったところで、ニュアンスではなく事実ベースでの議論が可能になり「すっきりした」「わかった」という声をいただきました。
また、伴走支援のなかで性暴力被害者支援のための情報サイトのリニューアルプロジェクトも立ち上がり、NPOのウェブサイトに詳しい専門家のコーディネートや、サイトのグランドデザインを策定するための合意形成、デザインへのアドバイスも行いました。
2022年12月にリニューアルしたこのサイトは、3か月間で前年同時期比約2倍のユーザーが利用しており、団体内にも役に立つサイトになったと喜ばれています。