プロジェクト紹介

PROJECT

  • デザイン
  • ネットワーク
  • ビジョンづくり

対話からつながる「但馬コミュニティ協創会議」企画運営サポート

期間:2020年~

概要

地域づくりについての活動や想いを共有し、お互いを知り、今後の協創アクションに繋げる「但馬コミュニティ協創会議」の企画・ファシリテーションを2020年から担当しています。

背景

兵庫県豊岡市の中間支援団体であるNPO法人プラッツは、住民同士のつながりを深めることで地域文化活動を発展させるべく活動しています。よりよい但馬の未来を目指し、想いを持つ市民の交流・対話の機会として2020年から「但馬コミュニティ協創会議」を主催。

シミンズシーズは、この会議でお互いが助け合える協創のタネをみつけるファシリテ―ションを担当しています。

実施概要

すでにやりたいことがある人たちとはいえ、さまざまなバックグラウンドの人たちが集う場では、少しずつお互いを知り合って応援し合える関係性=土壌づくりが大切です。

そこで初対面でも安心して自己開示できるよう、まずはお互いを深く知り合うワーク。限られた時間で広く深く話せるよう、いろいろな観点からその人らしさが見える紹介を促して、シートを使った自己紹介を進めました。

そのうえで、みんなで但馬でやってみたいテーマの案出し。

今回のように、想いがある・動こうとしている・セクターを越えたい…と思っている人たちの対話の場では、偶然性も大切にしながら、出てきたキーワードを大切に場を作っていきます。その結果、多岐に渡るテーマが発案され、興味のある人たちで実現に向けた対話を深めていきました。

2022年度からは、地域づくりの拠点「コープのつどい場」を数多く運営している「生活協同組合コープこうべ」のコープデイズ豊岡店も共催として中心メンバーとしてジョイン。話し合いをこの場限りで終らせることなく、アイデアのタネが地域で根付くようコープデイズ豊岡店の「コープのつどい場」で参加者の検討を深めてもらっています。

1回目の会議の後は、「コープのつどい場」での話し合いを経て本好きのための大人の遊び場「ブッククラブ」が実現につながるなど、主体的な市民活動がエンパワーされる場になりました。

2022年度の2回目からの募集チラシの制作は、中心メンバーで文言を考え、NPO法人プラッツの制作したデータを元に、シミンズシーズがデザイン面でのサポートを行いました。その結果、NPO法人のスタッフ、企業の社員、地域おこし協力隊、高校生、図書館員、自治会会長、パティシエなど、幅広い年齢のさまざまな立場の方30名ほどが参加してくださいました。

翌年度以降、プラッツのスタッフさんが使いまわしやすいよう、デザインツール「Canva」で制作

2回目の分科会では、参加者の皆さんから出てきた数々のアイデアを前に、「これだけで終わらせたらもったいない」という声があがり、その場でオープンチャット「おたがいさまぁず」が誕生。会議が終った後もオンラインで交流を続け、それぞれのアイデアや強みを生かしてパワフルに動き出しています。