プロジェクト紹介
PROJECT
高砂伊保幼稚園跡地活用ワークショップ「アイデア持ち寄り会」
期間:2022.06~2022.10
高砂市HP:(仮称)高砂市福祉総合相談センター整備方針
概要
2024年にオープンする「だれでも立ち寄りステーション(仮称)」について、地域の方々から市民目線での活用アイデアを募るワークショップを企画・運営しました。
背景
統廃合により閉園となった高砂市の旧伊保幼稚園が「高砂市福祉総合相談センター」に生まれ変わるのを機に、1階部分に年齢や性別、障がいの有無に関わらずだれもが気軽に利用できる「だれでも立ち寄りステーション(仮称)」が設置されることになりました。
この場所を地域の人たちに開かれた場にしていくために、“施設の設計が固まる前の企画の段階から、地域の人たちの意見を聞く機会を持ちたい”という高砂市の想いを受け企画、提案しました。
実施概要
このプロジェクトでシミンズシーズが強みを発揮したポイントは3つです。
1)ワークショップ実施前の行政関係者の合意形成
ワークショップを企画するにあたり、まずは複数の課にまたがる行政担当の皆さんとの打ち合わせ。“「だれでも立ち寄りステーション(仮称)」は高齢の方や障がいのある方だけでなく、あらゆる市民が主体的に、愛着をもって関われる場をめざす”という合意を形成していきました。
2)幅広い層への告知と参加促進
「だれでも」利用できる施設の実現に向け、幅広い層に向けた広報を実施しました。より多くの人に身近に感じてもらえるような募集チラシのコピー・デザイン制作&配布、近隣自治会への回覧による周知、加古川経済新聞による発信、プレスリリースの発行などのほか、長年の「かこむ」運営で培った市民の皆さんとの“顔の見える関係”から、このワークショップに興味のありそうな方々へピンポイントでお声がけしました。
結果、全3回のワークショップには福祉の専門家だけでなく、学校関係者・NPO 団体・個人事業主・地域活動グループ・地元企業関係者・まちづくり協議会・旧伊保幼稚園の卒園生を含む地域住⺠など、さまざまな立場の方69名にご参加いただくことができました。
3)ワークショップを通じたつながりづくり・期待感の醸成
活用アイデア持ち寄り会の当日は、参加者の皆さんにわきあいあいと活発にアイデアを出していただくことができました。
今回のワークショップでは、あるグループから“やさしさを持ち寄る場所であってほしい”という意見が寄せられ、他の参加者からも多くの共感が集まりました。
そのなかで“オープンしたらこんなふうに関わりたい”という声も多くいただき、幅広い層の方々に「施設のオープンが楽しみ」という気持ちを持ってもらうえたようです。
本ワークショップを通して様々な立場の人で意見を交わし合ったことにより、「おしゃべり会を開きます」「草刈りだったらできるよ」といった声もあがるなど、主体的なかかわりの芽生えや、人と人の新しいつながりをつくることができました。
このワークショップに関する概要から詳細の意見まで、下記の当方で制作を担った報告書でご確認いただけます。