プロジェクト紹介

ゼロからのフードバンクネットワーク立ち上げ支援

北海道初となるフードバンクのネットワーク構築にあたり、方向性策定・設立準備支援、ロゴ・リーフレット制作を行いました。

北海道には20近いフードバンク団体がありますが、広大な北海道において、必要な物資が隅々まで行き渡らない・一部のフードバンクには物資が集まり、一部のフードバンク団体には物資が足りないなど偏りなどの課題がありました。

そんななか「フードバンクに関わる団体が協力し合う関係性をつくりたい」というNPO法人フードバンクイコロさっぽろ代表の想いから、北海道のフードバンクのネットワーク化構想が始動。

農林水産省の「フードバンク活動強化緊急対策委託事業」を利用し、NPO法人等の組織運営に必要な知見を有する専門家としてシミンズシーズにお声がけをいただきました。

「ネットワークを作るにしても、何から始めたらいいかわからない」というご相談からのスタート。

NPO法人フードバンクイコロさっぽろの代表の方をはじめ、まずは中心となる方々に北海道のフードバンクのネットワーク化が必要な背景や想い、実現したいことなどをヒアリング。お話を伺いながら、ネットワーク団体設立に必要な情報提供や、やるべきことの整理とロードマップ化に着手していきました。

ヒアリングと情報提供を通して、このネットワークが団体としてどういう形をとるとよいのか、どんなネットワークでありたいかなどを方向づけしていき、それらを言語化するために定款のたたき台を作成し、意見をすり合わせて検討していく形を取りました。

実際の運用を想定しながらの将来を見据えたご提案や、ネットワーク参加団体が主体的に動いていけるような役割分担などのご提案が可能だったのは、

などを通して、自分たち自身の気づきを共有・ノウハウをブラッシュアップさせてきた経験があるからです。

このプロジェクトでは、納品物としてネットワークのロゴ案やリーフレット案も制作し、今後のネットワーク化を促進するお手伝いをさせていただきました。

ネットワーク立ち上げ後も自身で編集できるよう無料デザインツールCanva（キャンバ）で作成し、自由に編集できるようイラスト素材も提供しました。